近年は盛夏が過ぎても暑さの厳しい日が続き、10月半ばまでは、暑さ対策が必要な日が少なくありません。少しでも快適に過ごせる涼感のある足元のポイントをチェックしてみます。
足元が少しでも涼しく感じられる靴
今では業界を問わず定着してきたそのクールビズですが、地方によって違いがあるといいます。
百貨店の売れ筋商品を見ると、東京は夏用ジャケット、大阪は半袖シャツが中心(2013年当時)。本社が多く、よりきちんとした装いを求められる傾向の東京に対し、平均気温も高い大阪の方がカジュアル度は高いといいます。
暑さが厳しい時期は、服装だけではなく、足元の靴や靴下にも涼感を求めたくなります。素足にサンダルが一番涼しいのかもしれませんが、とくに男性の場合、実際のビジネスシーンで許される職種は少ないでしょう。
クールビズでは、黒の紐つきの靴を履かなくてもOKであることが多くあります。ローファーやデッキシューズなどを履いている人も多く、通気性の良いデザインや素材で少しでも涼感を得ようとするのが現実的です。
女性の場合は、服装と同じように靴も自由度が高いですが、ミュールタイプ(かかと部分があいていて、ベルトやストラップのないもの)は控えるようにします。
素足が見える長さも。靴下の許容範囲の広がり
スーツ着用時は、靴下は靴もしくはズボンの色に合わせるのが基本ですが、クールビズでは涼感を第一に考えて、もう少し自由度が高まります。
夏用の涼感タイプのものは通気性も良く、ローファーなどは靴下を履いているほうが快適なはずです。薄手の涼感素材の黒やグレーのベーシックなもの、吸湿速乾性の高い麻素材が入ったものなど、さまざまなタイプがありますので、自分が少しでも涼しさを感じられるタイプを見つけましょう。
また、スーツ着用時は、靴とズボンの間から「素肌が見えないこと」が最低限のエチケットとされています。しかしクールビズでは、カジュアルなズボンや靴の場合、そのあたりの厳格な線引きが薄まりつつあります。
若い人を中心に、ローファーにはくるぶし下までの長さ、素足に見えるデザインの靴下を履いているのを見ると、ビジネスシーンでの許容範囲の変化を実感します。
エチケットに反しないラインを見極めつつ、涼しさを感じられる工夫を積極的に取り入れていきたいですね。
Check Point
1.涼感タイプの靴下を積極的に
汗やにおい対策もできる涼感タイプの靴下は、暑さが和らぐ時期まで活用できるアイテムです。セール時期に買い足しすることがおすすめです。
2.足元のカジュアル度の確認
クールビズの時期、ビジネスシーンで許される足元のカジュアル度にも変化が見られます。自社では素足、もしくは素足に見えるスタイルはOKかどうか確認してみましょう。
3.同じ靴を続けて履かないこと
同じ靴を毎日履かないことは、靴を長持ちさせるための基本です。とくに夏場は汗やにおいを飛ばすためにも、履いた靴は最低一日休めることが必要です。