ヨーロッパではシャツは下着という意識があり、素肌に直接、着るのが基本。だからシャツの下に下着を着るのはナンセンスというのは、高温多湿の日本では無理があります。季節によって役割は変化しますが、進化をし続ける機能性下着は必須アイテムです。
ビジネススタイルでのデザインと色
温暖化の影響もあり、冬でも重いコートやセーターをさけ、動きやすく軽やかな装いを好む人多くなりました。
現在は、カジュアルブランドや下着メーカーをはじめ、大手スーパーのプライベートブランドなど、男性用、女性用を問わず、豊富なデザインと色の機能性下着が発売されています。各社が素材開発にしのぎを削り、技術革新をしているので進化し続けています。
綿素材100%のシャツを下着代わりにしているという方は、最新の機能性下着を着用してみると、その保温力、ムレない快適性などを実感できるはずです。室内と屋外の温度差が激しい季節ほど、その1枚の実力と違いがわかります。
この機能性下着をビジネススタイルとして取り入れるならば、こだわるべきポイントは、デザインと色。襟まわりのデザインは、シャツの襟元から見えないV字型が基本。袖はシャツに映りにくい肩までフレンチスリーブが理想。また、色は黒など濃い色もありますが、シャツを上に着るという前提で、肌色に近いほうが目立ちません。
自分好みの肌触りかを確かめること
それぞれの商品のわかりやすい違いは、素材の肌触り。直接、肌に触れるものなので、サンプルで肌触りを確かめることも必要です。何枚かを着回すことになりますが、購入するときは、数種類を比較するつもりで違ったタイプのものを選んでみるのも一案です。
また、動くとより暖かくなるもの、着ているだけで保温力が高いものといった素材の特性による違いもあります。デスクワークが多いのか、外回りが多いのかなど、生活パターンに合わせることも一歩進んだ選び方です。
とくに女性の場合、冬場の寒さや冷えと同じように、肌の乾燥に悩む人も多くいます。そんなニーズには、肌にうるおいを与えてしっとりと保つ素材の下着もあるので、積極的に試してみるのもおすすめです。
技術の進歩を味方につけ、何よりもご自身の快適さを大切にして、見えない1枚にこだわってみてください。
Check Point
1.いつ買ったものかを確認
いつも着ているのは、いつ購入したものか? 2年以上たつならば、新しいものを買って、違いを比べてもよいかもしれません。
2.下着の襟のかたちはVネック
シャツの襟元から、下着の襟が見えていませんか? 下着は丸首でなく、V字のデザインのものが見えにくいので必須です。
3.豊富なラインナップをチェック
カジュアルブランドの店頭やスーパーの下着売り場には、ニーズに応じた豊富なラインナップがあるのでチェックしてください。