「とんでもございません」?!
知らずに恥をかく前に、正しい言葉づかいを知っておく


「間違った接客用語」というのが一時期話題になっていたのはご存知でしょうか。

「ご注文のほうは、お決まりですか?」「5000円からお預かりします。」これらはよく耳にするフレーズですが、実は正しい言葉づかいではありません。

その他にも、曖昧な表現が日常的に使われています。

友人同士や仲間内なら構わないかもしれませんが、普段使っている言葉づかいはいざという時にも出てしまうものです。

ボスとしては、言葉の意味や正しい言葉づかいを知った上で、いざという時にも困らないようにしたいものですね。

「とんでもない」はひとつの言葉

とんでもありません、とんでもございません、という表現は、職場でもよく耳にするのではないでしょうか。

 「とんでもない」とは、常識では考えられない/途方もない/否定や謙遜、という意味で使われます。

「とんでもございません」とは、「とんでも」「ない」と分けた上、ないを丁寧にしたもの、として使っている人も多いでしょう。

 「とんでもある」という言葉はなく、実は「とんでもない」で1つの言葉なのです。

そのため、これを丁寧に言おうとすれば、とんでもないことです、とんでもないことでございます、になります。

「~れる」「~られる」に注意


基本的には、動詞に「れる」「られる」をつければ、簡単に尊敬語になります。

その他、可能・自発・受け身の意味にもなります。

例えば「行く」にられるをつけて「行かれる」とすれば、尊敬の「お行きになる」、可能の「行くことができる」の意味になります。

「今日は1人で飲みに行かれるのですか?」と上司に聞いて、「子どもじゃあるまいし」と機嫌を損ねないように気をつけましょう。

「行く」の尊敬語、いらっしゃるを使えば、些細な誤解も避けられます。

Check Point

1.「から」「ほう」を付ける必要はない
 ■基本的に和語(漢字を訓読みにする言葉)には「お」「み」「おみ」
 <例> お気持ち、お手紙、お見送り、おみ足  など

 ■和語でも「ご」が付く場合
 <例>ごゆっくり、ごもっとも  など

■基本的には漢語(漢字を音読みにする言葉)には「ご」
<例> ご相談、ご住所、ご連絡  など

■漢語でも家事・教育など、慣れ親しんだ言葉に「お」が付く場合
<例> お食事、お散歩、お弁当  など

■漢語で「お」「ご」の両方が付く場合
<例> お返事/ご返事、お通知/ご通知  など
「お~」は美化語、「ご~」は尊敬語/謙譲語として使われる傾向

2.頭に「御」を付ける場合と言い替える場合
■そのまま「御」を付ける場合
 <例> ご案内、ご挨拶、お酒、お天気、お庭  など

 ■言葉自体を言い換える場合
<例> めし(飯)→ ご飯、はら(腹)→ お腹、便所 → お手洗い  など

3.尊敬と謙譲の使い方に気を付ける
部長が会議室にファイルを持っていくかどうかを確認したい場合
■「部長、そのファイルを会議室にお持ちしますか?」×
→ 聞いた自分がファイルを持っていけばいいかどうかを聞いている。
「お持ちする」→ 謙譲

■「部長、そのファイルを会議室にお持ちになりますか?」〇
→ 部長自身がそのファイルを持っていくかどうかを聞いている。
「お持ちになる」→ 尊敬

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