ポートレート撮影のポイント 【2】 写真映えのする装いでイメージに近い仕上がりを


顔写真(ポートレート)撮影のポイント【2】は、撮影に適した服装をはじめとした外見演出についてです。撮影に適した装いをはじめとした基本的なポイントを知り、お好みや個性に合った自分で満足度の高い1枚を手に入れましょう。

写真でも意外にわかる素材の質感


 写真撮影をするとき、どのようなスーツ&ネクタイを選んでいますか? 写真のライティングでは、実物とは違った写り方になることもありますので、気に入った1着から一歩進めた、“写真映えのする”装いをすることが必要です。

 まず、スーツは、グレー系、紺系を中心としたダークトーンが基本となります。一番大きな面積を占めるスーツには、その質感の良し悪しが写真にも出るので、お手持ちの中でも最も良い素材のものを選ぶと安心です。そのスーツのシルエットを最大限に美しく見せるためには、すべてのポケットを空にしておくことも大切な準備のひとつです。

 シャツ&ネクタイで作るVゾーンは、写真でも印象を大きく左右します。ベースとなるシャツの色の基本となるのは、白や薄いブルー。無地でも光沢感があり、さらに織柄の入った素材のものは立体感が出て、高級さを感じさせます。

シャツのストライプ柄は、実物では控えめな細めのストライプでも、ライティングの違いで想像以上に目立つこともありますので、無地のほうが安心でしょう。

Vゾーンは普段よりやや派手めを意識

ネクタイ選びのポイントとしては、普段より“やや派手め”を意識すること。この派手めかどうかは、光沢感のあるなしの違いになります。選ぶべきは光沢感のある素材で、柄は無地、小紋、ストライプ、大きすぎない水玉などが基本です。微妙なニュアンスの柄よりも、はっきりした柄のほうが程良いメリハリ感を出すことができます。

また、実物では上品な印象の細かい折柄のタイは、写真では“モアレ”というブレたような写り方になりやすいので、仕上がり方をよくチェックする必要があります。

ネクタイの色で、比較的、どなたにもおすすめできるのが落ち着いた黄色系。肌になじみながらも華やかな印象が出せます。信頼性を前面に出すならばブルー系、リーダーシップを出すならば赤系など、色にメッセージ性を込めることもひとつの手です。

なかなかむずかしいのがグリーン系。人間の体にはない緑色が顔の近くにあると、その部分だけが全体から浮いてしまうので注意が必要です。とはいえ、コーポレートカラーや環境関連などでグリーン系を積極的に使う企業も多いですので、その場合は自分に違和感のないグリーンを見つけるひと手間が必要です。

結び方も好みがあり、小さめの結び目に仕上げている方もいます。撮影時は、小さめの結び目のプレーン・ノットでは貧弱な印象になってしまうので、少し大きめのセミ・ウィンザー・ノットくらいの仕上がりを意識しましょう。

ポートレート撮影ならでは装いのポイントを押さえて、自分で満足できる1枚をぜひ、手に入れてください。

Check Point

1.写真映えする装いで撮影を
スーツでもビジネスカジュアルでも、撮影時に着用するのは写真映えするもの。とくにシャツやネクタイは光沢感のあるなしは目安になるポイントです。

2.ポケットをカラにしてシルエットを整える
シルエットをきれいに保つには、普段からポケットには何も入れないのが理想的。何か入れている場合は、カラにして型くずれを整えましょう。

3.最適なネクタイを何本か用意
撮影に適したネクタイを色違いで何本か用意しておくのが理想。シャツと隙間なくきっちり結べる質感も選ぶ基準になります。

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