初対面の相手とも違和感なく、スムーズな関係を築くポイント


新年度は、一年で最も初対面の人と接する機会が多い時期かもしれません。社内では昇進や異動があったり、取引先は担当が変わったりと、これから新しく関係を築いていく人が出てきます。初対面のときのポイントを知っておきましょう。

大切なのは相手への興味と好奇心


初めての人と会うとき、誰でも少なからず緊張感はあるものです。程良い緊張感は大切ですが、それ以上に「初対面の人との会話が苦手」という苦手意識をもつ人も少なくありません。

ビジネスでもプライベートでも、初対面でも会話を弾ませる秘訣は「相手に興味・好奇心をもつこと」です。

お互いの共通点が多いほど、相手との心理的な距離は縮まります。仕事関係者、出身地や出身校、住んでいる地域など、一つでも「私も同じです」という共通点が見つかると、会話がスムーズに進んでいく、そんな経験はありませんか?

さらに一歩踏み込んで、家族のことや休日の過ごし方を聞くときには、相手の話とどこかで自分の経験や興味を関連づけられるように、多くの引き出しをもつことも大切です。

そのときに注意するのは、無理のない自分を意識すること。話を合わせて、本来の自分とあまりにも違う言動をすれば、相手にもその違和感は伝わってしまいます。

情報のバイアスでなく自分自身の感じ方で

仕事関連の相手であれば、業務上でのアドバイスを求めることが会話の糸口になります。社内システムや組織構造など、「今後、どうしたらいいか」と考えていることを、「御社はどうしているのですか」と、現状を聞くことから始めると相手も話しやすいでしょう。

もし、そこで興味がある話が出たときには、「くわしく教えていただけますか」と言葉にすれば、興味をもって話を聞きたがっていることが伝わり、相手も自然と気分も良くなるようです。

また、イベントやパーティなどでは、事前にどのような人が出席するかがわかる場合もあります。どの程度の情報収集にするかは考え方次第。事前に十分なリサーチをしておけば、相手の関心事がわかり、その話を広げることができます。

その一方で、実際に会う前からインターネットで検索した情報でいっぱいの状態では、何らかのバイアスのかかった目で見てしまいます。

結論としては、企業や業界についての事前リサーチは万全にすべきです。しかし、「人」については、実際に会って話をして、自分の感じた印象を大切にすることが大事です。そのときの相性の良し悪しを見極めて、その後の関係を作っていくのがいいのではないでしょうか。

Check Point

1.自分の言葉のクセを知る
人と会話をしているとき、よく使う言葉や言葉のクセをチェックしましょう。職場の人や家族に聞いてみると、自覚していない言葉が出てくるかもしれません。

2.ニュースでチェック
記者会見を見る際は、どのような受け答えをしているかを見てみましょう。好感度の良し悪しを実感して、自分の受け答えのヒントにしていくことができます。

3.NGワードを決めておく
とくに目下の人から質問を受けたとき、自分なりのNGワードを決めておきましょう。内容にもよりますが、否定から始めないように心がけることが大切です。

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