10年前と同じはNG!自分と時代の変化に合わせて


社会人になって早〇年。毎日、仕事をしていると10年は長いようで短い……。コロナ禍で一気に変化した2020年に、改めて仕事について考えたという話をよく耳にします。時代の変化も踏まえ、今の自分に最適なスタイルについて考えてみませんか?

ポジションの変化に応じた見た目への気づかいは必須


 ひと言で「変化」といっても、今回の場合は「自分自身の変化」と「時代の流れによる変化」の2つの対象があります。まずは「自分自身の変化」です。

多くの人は、入社後、ポジションや肩書きに何かしらの変化があったでしょう。そのポジションの変化に応じた、服装や見た目への気づかいはできていますか?

 男性の場合は、カジュアル化したとはいえ、スーツはビジネスの象徴。ポジションが上がるほど、より高品質なもの、フォーマル度が高いものが求められるのは確かです。

スーツが新入社員のときのまま、という人はいないでしょうが、10年前と同じまま、という人は少なくありません。

品質、手入れともに十分であればコンディションが良いものもありますが、スーツは着用を繰り返すことで、どこかに傷みが出てくるものです。

クールビズの拡大と在宅勤務の影響で、スーツを着る機会も減ったかもしれません。ですが、そのとき着ているスーツ、オンライン会議での服装は見られているものです。

スーツでもビジネスカジュアルであっても、傷んだもの、くたびれたものを着ていると、一気に疲れた印象、老けた印象になるので、自分自身でも注意します。

体型の変化に合わせ、常にジャストサイズを意識

 年月の流れは年齢を重ねることでもあります。体型や見た目の変化に合わせて、服装を変えることも必要です。

スーツはジャストサイズで着るのが基本。太ったり痩せたりという変化があったときは、それに合わせてサイズ直しをする必要があります。サイズ直しは購入よりもコストが抑えられますので、常に意識したいポイントです。

 女性の場合は体型の変化に加えて、自分自身で「似合わなくなった」「違和感がある」と感じたときが変化のときです。とくにブラウスの色柄やデザインなど、顔周りに近いアイテムで違和感を覚えやすいので、そんなときは着るのを控えるのが正解です。

 時代の流れによる変化に伴い、ビジネスシーンで今では一般的に着られるようになったアイテムがあります。ボタンダウンシャツやクールビズの流れで取り入れられるようになった、半袖シャツやポロシャツなどです。

これらのアイテムをビジネス用として着用する場合は、「きちんと感」を意識することが重要です。基本的には普段着と仕事用を分けるのが、きちんと感を維持する秘訣といえそうですね。

Check Point

1.今の自分に合った1着をセレクト
現在のポジションや体型、雰囲気に最も合っていると思う1着を決めておきましょう。どこにでも自信をもって着て行ける1着があると安心です。

2.手持ちのスーツを確認
クローゼットのスーツで、購入して10年近く経っているものはありませんか?全く着ていなければ処分、日常的に着ているのであればサイズと傷みをチェックします。

3.日常用とビジネス用に分けて着用
ボタンダウンやポロシャツなどをビジネスシーンでも着るならば、普段着用とビジネス用をきっちり分けておきます。ビジネス用で大切なのは、いつでもきちんと感があることです。

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