コミュニケーションをやる気につなげる!必要なやりとりとは?


withコロナ時代では、テレワーカー同士でWebミーティングを行うなどコミュニケーションの方法が変化し、コミュニケーションの質を高める必要性が再認識されつつあります。ここでは、テレワークをする中での、ボスとメンバーのコミュニケーションに重要となるポイントをみていきましょう。

ギャップがあるのがコミュニケーション評価


 メンバーに対して、リーダーのビジネスでの印象や行動などについて、ヒアリングを実施することがあります。

この目的は、リーダー自身が思う結果と、実際に一緒に仕事をしているメンバーから見た結果に大きな違いがないかをチェックすることです。

 企業規模を、社長が社員全員の顔わかる人数の企業として事例を見ていくと、「リーダーシップ」や「積極性」「社員からの信用・信頼」については、リーダーとメンバーの間でそれほど大きなギャップはありません。

それに対し、大きなギャップがあるのが「コミュニケーション」についてです。

リーダーが「メンバーと良いコミュニケーションがとれている」と答えているのに対し、メンバーの方からはあまり良い評価が得られない状況があります。

幅広い意味で使われている「コミュニケーション」ですが、その意味を改めて確認すると、「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと(*デジタル大辞泉より)」となっています。

 リーダーは積極的にコミュニケーションをとっているつもりでも、その相手に偏りがある、という声が上がる事例がありました。

社員から、「目立つのは営業かもしれませんが、トラブルなく業務が進むのはバックオフィスの働きです。」という言葉からも、現場で感じる「偏り」の意味が理解できるでしょう。

自分ではコミュニケーションは十分とれていると思っていても、それが相手に伝わっておらず、満たされていないようでは十分とはいえません。

1対1での会話をする意味の大きさ

メンバーとのコミュニケーションで重要なのは、1対1の「声かけ」です。近況や体調を聞くだけでもいいので、個別の会話をする意味は大きいものです。

上司からかけられた言葉がモチベーションにつながったという話しもよく耳にします。

wihtコロナ時代はテレワーク化が進むことが予想されますが、テレワークを導入することで、孤独を感じやすくなったり、進捗管理に支障が出たりといったデメリットもあります。

ぜひ意識して、これまで以上に、メンバーに偏りなく声がけをするようにしていきましょう。

終業時間前の30分を報告会として、メンバーを集めて雑談する時間を設けるケースもあります。改めて個々の時間を設定するよりも、その場を利用する方が、より気軽にコミュニケーションを取ることができるかもしれませんね。

ポジションが上がるほど、言葉の影響力は大きくなります。意識して、メンバーの方のやる気につながる声がけができるといいですね。

Check Point

1.個別の会話を大切にする
コミュニケーションを考えるうえで、1対1での会話は重要なものです。テレワークの場合は、Webミーティングツールなどを活用して積極的にコミュニケーションを取っていくようにしましょう。

2.同じ相手、決まった相手ばかりでは
「メンバーとの会話も十分している」と自分では思っていても、その相手に偏りはないでしょうか。反応の良し悪しもありますが、決まった相手ばかりにならない気づかいは必要です。

3.他者目線の声に耳を傾ける
意識的に他者からの声や評価を聞くことは、自分では気付かないことを教えてもらえる機会です。耳の痛いこともありますが、そんなとき、笑って聞ける余裕をもちたいですね。

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