形式だけで終わらせない、個人的な挨拶に


いつもの挨拶に、「こんにちは、○○さん」「ありがとうございました、〇〇さん」と、相手の名前を入れてみる。敢えて名前を口にすることで、形式的なものから一歩進んだコミュニケーションが生まれることもあります。

相手の名前をきちんと呼ぶことは挨拶の基本


自分の名前は、その人にとって“最も耳ざわりのいい言葉”だといいます。そのため、相手の名前をきちんと呼ぶことは、その人を尊敬している、という意味にもなります。

会話中はコミュニケーションを深めるためにも、意識的に相手の名前を呼びましょう、という表記をマナー本やビジネス書で目にします。確かに相手との距離を縮める一つの方法ではありますが、その頻度で大きく印象は違ってきます。

適度な回数ならば違和感はありませんが、親しくなりたいがために、「○○さん」「○○さん」と呼ぶ回数が多すぎると、相手には「なれなれしい」という、ネガティブな印象を与えてしまいます。

仕事の経験も積んで、部下をもつ立場であれば、最初の挨拶で1回、別れ際にしっかり1回、会話のなかに相手の名前を入れるだけで十分です。「では、○○さん、今日はありがとうございました」「○○さん、次の機会もよろしくお願いします」とすると、最後の締めの挨拶も、より個人的なものとして相手に届きます。

相手を確認することでより誠実な印象に 

 懇親会やパーティは、多くの人との出会いの場でもあります。初対面であれば、ちょっとした会話のなかで、オフィスや出身地、趣味など、何かしらの共通点があると、お互いの印象に残りやすくなるものです。

多くの人と会っていると、以前、会ったことがあるにも関わらず、どうしても名前が思い出せない、ということもあります。相手は覚えているのに、自分の記憶があいまいなときは、改めて名前を確認する、名刺をもらっても、失礼にはならないでしょう。後ろめたさを感じながら、表面的な会話を進めるよりも、相手の方を確認して、一歩進んだ会話をするほうが、より誠実さが伝わるはずです。

もし、同行者が一緒ならば、相手へ紹介をしながら、名刺交換を促すことで、さりげなく相手を確認するのも一案です。逆にこちらは覚えているのに、相手のほうがあいまいだと感じるときは、「○○です、以前△△でお会いしました」と、自分から名乗る気配りも必要です。

“最も耳ざわりのいい言葉”である名前を、呼び、呼ばれることで、よりより関係を築いていけるといいですね。

Check Point

1.名刺整理で記憶を確認
名刺にメモ書きをしておくと、その後の確認に便利です。会った日、名前の読み方、印象や特徴など、後で見たときに思い出せるようにしておきます。

2.名前確認も準備の一つとして
多くの人が集まる場では、あらかじめ出席者がわかっていれば名前、肩書きなどを確認しておくことで会話がスムーズに運びます。

3.最後の挨拶で名前を呼ぶ
別れの挨拶をするときに、「○○さん、またお会いしましょう」など、相手の名前を敢えて呼んでみます。社交辞令から一歩進んだ挨拶になります。

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