外出先で雨に降られたーー最近は災害を引き起こすほどのゲリラ豪雨もあり、ビジネスシーンでも雨への対応と備えが必要になっています。ずぶ濡れで得意先に行く、そんなことがないようにできることはやっておきたいものです。
天気予報も確認してスケジュールの対応を
空の色がだんだんと怪しくなり、雷の音がしたと思ったら、一気に激しい雨が降り出す。こんな突然の雨が年々、増えているようです。
夏特有の積乱雲が降らす、短時間で局地的な激しい雨は「夕立」。そして「ゲリラ豪雨」といわれるのは、災害を引き起こすほどの尋常でない降水量の雨をさします。これは気象庁の正式用語ではなく、その雨の激しさからメディアで頻繁に使われるようになり、広がった言葉です。
地球温暖化の影響もあり、ゲリラ豪雨が起こりやすい暑い時期が長くなりました。さらに台風の季節もやってくることから、季節を問わず雨への備えが必要になります。
ビジネスで移動や外回りが多い方は、天気予報や降水確率のチェックを日課にすることが必要です。天気予報で「大気の状態が不安定です」という言葉が出たら、雨への備えが必要だと考えましょう。
時間がない方でも、スマートフォンのアプリで気象予報に役立つものがありますので、こうしたアイテムを活用するのも一案です。
その場、その時に応じた状況判断を
それでは、ビジネスシーンでの雨への備えについて考えていきましょう。
当然ながら、傘のあるなしで状況は大きく変わるので、かばんに入れて持ち歩ける折りたたみ傘は必需品。折りたたみ傘は、軽量でも、ある程度の風に耐えられる丈夫さを備えたものが安心です。
雨用の靴としては、天然皮革でなく合皮のもの、靴底は革底でなくゴム製のものが防水の面では安心です。男性の場合は、黒の紐付きの靴であれば、ビジネスの基本からは大きくはずれることはないと考えて問題ありません。
突然の雨に濡れてしまったことを考えると、オフィスにシャツや靴下程度は、予備の着替えがあるのが理想です。オフィスに戻れるときばかりではありませんが、激しい雨の予報が出ているときは、ハンカチだけでなくタオルを用意しておくと安心です。
予期しない豪雨や台風の影響で時間通りに動けないこともあります。そんなときは、自分の状況報告を先方にすることが先決です。
豪雨のなかをずぶ濡れで到着しても、先方の手を煩わせ、結果的に迷惑をかけることもあります。相手のことを考えて、その時に柔軟に対応できる、その余裕をもつことが大切ということも覚えておきましょう。
Check Point
1.当日の天気予報チェックを習慣に
ニュースの天気予報や新聞でチェックして、一日の予定に合わせて天気の変化を把握しておきましょう。事前に備えがあれば、スケジュールもスムーズに運びます。
2.雨用の靴を用意する
雨が染み込まずに濡れにくい靴が1足あると安心です。女性の場合は、デザイン性の高いレインシューズが数多く発売されていますので、ビジネスシーンでも活用しましょう。
3.置き傘&予備の着替え
外出先で雨に濡れてしまったとき、オフィスに着替えがあると安心です。男性の場合、シャツや靴下、女性の場合はストッキングなど、予備を用意しておきましょう。