オンラインでのやりとりが日常化した現在、パソコンの画面が鏡代わりとなり、自分の正面のリアルな顔を目にする機会が増えました。
改めて、パソコンごしで自分の顔を見ると、現在の歳のリアルな自分の姿を自覚する人が多いようです。
ほとんどの人から、「年とった」「老けた」「不健康」というネガティブな感想が出ますが、ちょっとした気づかいとひと手間をかければ、その見え方も違ってきます。
画面上の自分の顔にショックを受けた!?
日常的にオンライン会議をするようになりました。
1日に何件もオンラインでの打ち合わせや会議をこなさなければいけないので、「その映り方まで気を遣ってはいられない!」というのが本音かもしれません。
あるビジネス誌で「『ウェブ会議でどこをいちばん見るか』という質問を40代男性にしたところ、5人に1人が『自分の顔』と回答した。そしてその半分以上が『自分の顔が老けていると感じた』と答えた。(『週刊東洋経済』2020.12.5)」
という化粧品会社の調査結果がありました。
オンラインの相手がクライアントの場合は、ある程度の気遣いをしますが、社内打ち合わせレベルでは、お互いに話せればよいという感覚が少なからずあります。
そのとき、どうしても目に入る画面に映った自分の顔のシワや老け具合を目にしてショックを受けた、という話が実際に何人からも聞こえてきました。
パソコンを置く場所の明るさやライティング、メイクである程度の調整はできますが、特別な調整をしていないオフィスの蛍光灯の下では、思っている以上に顔色が不健康に映ってしまうこともあります。
オンライン会議ツールの調整機能も有効に使いながら、自分でも少し映り方を気にすることで違いが出てきます。
オフィスで無理なくできることを積極的に
やはり誰でもオンラインの相手にネガティブな印象は与えたくありません。オフィスで無理なくできる改善策は積極的にやってみましょう。
まず、「パソコンのカメラの位置を高くすること」。目の高さくらいにするのが理想です。
今では専用の高さを調整する台もお手頃な価格で出ているので、これを使うのが一番簡単な方法です。
専用アイテムがなくても、パソコンの下に何冊か本や書類を置いて10㎝程度高くするだけで、顔が影になったり、下からのアングルで映ることを防ぐことができます。
次に「蛍光灯下は避けて、自然光が入るところでやる」。
可能であれば、窓際や明るい場所を選んで会議をするようにします。自然光のほうが顔色も明るく、健康的に見えます。
本来であれば、専用のライトもお手頃価格で手に入りますので、自宅では用意したいところです。オフィスの場合は、それも無理がありますので、できるだけ明るさのあるところでやるだけで違いが出ます。
さらに「上半身に着ている服の色に配慮する」。
シャツの色を薄い<ブルー><イエロー><ピンク>といった色を着て、自分の首まわりを明るく見せる意識が必要です。
オンライン会議では、スーツ着用が必須ということも多くありませんので、明るく見えるシャツ選びがポイントになります。
「周りからどうみえるか?」ではなく、ここではパソコン越しの自分の顔を見て、ネガティブな気分にならず、少しでも明るくなれることが大切です。
無理なくできることからやってみて、ご自身で画面上の映りが「良くなった!」と感じられることを目指しましょう。
Check Point
1.画面に映る自分自身を確認
オンライン画面に映る自分を客観的な目で見ると、どんな感想をもつでしょうか?
少しでもネガティブな印象あるようであれば、何がいけないかチェックしてみます。
2.オフィスで最適な場所はどこか
オンラインでは、その場所によって大きく映り方が違います。
オフィスは自席以外の会議室やスペースなど、明るく映る場所がどこか確認します。
3.オンラインの相手の映り方をチェック
オンラインの相手の映り方を客観的な視点で見てみましょう。
他人の悪い点は目につきやすいので、そのネガティブに見えるところはどこか確認します。