気温の上昇とともに万全に! エチケットとしての汗・におい対策


人と会ったとき、身だしなみの良し悪しで大きく印象は変わります。とくに“におい”については、口に出しては言わずとも、誰もが敏感に感じ取るものです。気温が上昇する夏に向かって、周りの人へのエチケットとして、汗とにおい対策を十分にしていきましょう。

汗とにおいの心配を最小限にするために


 夏が近づくにつれ、気になってくるのが汗とにおいです。

 におい対策の基本は、汗を出す汗腺の機能を高めることです。汗をかくことでその機能が高まるため、入浴時はシャワーではなく湯船につかること、ジョギングなどの有酸素運動を20分程度することが、におい対策につながります。

 クールビズも広く認知されるようになり、軽装化が進みましたが、相手の会社はどの程度のカジュアル化が認められているを見極め、それに合わせる必要があります。

 本来、営業に出る場合は、自社を出るときからきちんとした装いで出るのが理想ですが、近年の厳しい暑さのなかでは、少しでも快適に過ごせる自分なりの工夫が必要になります。

 営業先にスーツで行く必要がある場合、少しでも「暑い」と感じるならば、相手先に着くまで上着を脱いでおく、ネクタイをしないで持っていくなど、少しでも自分自身が快適でいられる配慮が必要です。

襟元や袖口を風通しの良い状態にしておけば、汗によるムレやにおいの心配も最小限にできます。

進化する消臭・抗菌アイテムを積極的に!

 スーツやジャケットを着たときには、どうしても脇の下やベルト周りに汗をかきます。

 「シャツは素肌に着るもの」というこだわりがある方もいます。ですが、高温多湿な日本では汗対策としても下着を着るほうが、ご本人も快適ですし、周りからの見た印象も良いようです。

 素肌触れる下着をはじめ、シャツや靴下、ジャケットに至るまで、消臭・抗菌機能を備えた衣料品が発売されています。年々、機能が進化しているので、自分の快適さと相手へのエチケットとして、こうしたアイテムを積極的にとり入れることをおすすめします。

 最近では、洗うことのできる高機能スーツもありますが、下着やシャツに比べてスーツやジャケットの洗濯・クリーニング頻度は少なくなります。

 汗ばんだスーツやジャケットは、脇の下など汗が染みた部分を濡らしたタオルで拭いておきます。その後、濡れたままでクローゼットにしまうのではなく、十分に乾かすことが重要です。湿気があるままにしておくと、不快なにおいの原因にもなります。

 簡単に済ませたいという方は、洋服にも使える衣類消臭スプレーを帰宅後にシュッとひと吹き。こうした習慣が大きな違いを生むので、 まずは無理なくできることから始めてみましょう。

Check Point

1.制汗剤を使う習慣をつける
男女問わず、外出する前に制汗剤を使う習慣をつけましょう。男性専用のものも発売されているので、スプレー式や固形タイプなど使いやすいものを選びます。

2.汗取りシートを携帯する
汗をかいたら、そのままにせずに、しっかり拭き取ることが重要。どこでも使える汗取りシートを使えば、すっきり清潔な状態になれます。

3.ジャケットのにおいをチェック
クローゼットの中の上着、ジャケットについたにおいを確認。少しでもにおいが気になるものがあれば、衣類用消臭スプレーを使いましょう。

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