リアル&オンライン スピーチで重要視するべき3つのポイント


ボスに求められるスキルのなかで、「人前で話しをする」「話し方」「スピーチ」を重要視する方が多くいます。顔の見えるスピーチだけでなく、オンラインも視野に入れたポイントを整理してみます。

How toでなく、メッセージを伝える意識で


 人前で話すことは、リーダー層にとって必要不可欠なことです。現在はコロナの影響により、オンライン会議など非対面で話すことも多くなりました。打ち合わせから正式な会議、講演など、レベルの違いはありますが、オンラインの場合は相手の反応がわかりにくい分、いかに伝わりやすいように工夫するか、それが大切です。

 人の上に立つ立場であれば、話し方教室で習うような発音の仕方など、話しをするためのHow to的な要素だけでなく、「メッセージを伝える」という意識のもと、話しを組み立て、それをいかに伝えていくかが重要になります。 ここで、そのポイントを3つ挙げてみましょう。

自分のやりやすいやり方で万全な準備を

 まず、そのときにテーマに合わせた「キーワード」を最初に決めておくこと。原稿を棒読みしてしまうと、どんなに良いことを言っても伝わりません。テーマに合わせたキーワードを最初に決めておくことで、キーワードをもとに自身の言葉で話しやすくなります。

 次に、何よりも「わかりやすさ」を重要視すること。専門用語の通じる社内であっても、わかりにくいと感じるカタカナ言葉を控えたり、過去の例や他社の例などを具体的にあげて、抽象的な表現を少なくする配慮をします。その日の聴衆者の耳にすんなり入る言葉を選ぶことが大切です。

 そして最も重要なのが、「準備」です。準備の良し悪しで9割が決まります。ある話が上手いと言われる経営者の方は、原稿を手に準備している姿を見たことがないと評判でした。
ご本人によくよく聞いてみると、スマホに原稿を入れておき、本番までは少しでも空いた時間があれば、スマホをみてひたすら確認をしているとのことでした。これは一例ですが、ご自身のやりやすい方法で万全な準備をする、その具体策を見つけることが成功のカギといえます。

Check Point

1.伝えたいキーワードは何か?
時間の長短に関わらず、伝えたいキーワードは何かを明確にしておくことが大切。話したいことを話すだけで明確なキーワードがないと、とくにオンラインでは伝わりません。

2.話している相手が誰かを明確に
選ぶ言葉から話し方まで、聞いている人にわかりやすく伝えることを何よりも意識します。聞いている人に応じて、使うこと言葉や言い方を変えることも必要です。

3.準備時間の見積もりをする
社内、社外、その規模の大小に関わらず、人前で話しをすることが決まったら、その準備にどれくらい時間を費やすか、見積もってみましょう。

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