新しいことに「できない理由」を探していませんか?


2020年のコロナが出現して以来、新しいことが目まぐるしく現れ、ニュースタンダードと言えるものが出来てきました。

基本的なものでは消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス、食事の仕方など、様々な新しいスタイルが生まれています。

また、ビジネスの場面でも同様ですが、この様な変化の著しいときに、新しいことを始める場合にも、取り組む姿勢には一人ひとり違いがあります。

例えば、新しい提案があったとき、ご自身はどんな答えを返していますか?

一つの提案に対して、ポジティブorネガティブな反応


 日頃、コンサルティングのなかで、問題を解決するために、こちら側から提案をすることがあります。

実際にできる具体策をお伝えしたとき、その反応が、大きく分けると2タイプに分かれます。

 その2タイプとは、「できることは何か?と考える人」「できない理由をさがす人」

ポジティブ思考、ネガティブ思考と、考える傾向の違いは少なからずありますが、同じことを聞いても、人によっては正反対の答えが返ってくることがあります。

例えば、ヘアスタイルのアドバイスをする場合、「前髪を上げると若々しく精悍に見えますよ」と具体的に提案したとき、

「いいと言うならば……」と、まずはやってみようとする人。

その一方で、「整髪料は使いたくない」「クセ毛だから上がらない」「毎朝、時間がない」など、できない理由を探してくる人の2タイプです。

できない理由を探すのはなぜ?根本的な原因は?

 後者のそこまでできない理由を出してくるのは、なぜなのかーー?

それを考えてみると、少しでも新しいことをやろうとする、時間的にも、精神的にも、「余裕がないとき」である傾向が強いように感じます。

 私自身としては、基本的にはやらない後悔よりも、まずはやってみることを選ぶようにしています。

ですので、最初に「できない理由」が出てくることは、そう多くはありません。

とはいえ、新規事業をなどゼロから始めることには、いつもの発想とは180度変わって、できない理由を並べていることに気付きます。

これは明らかに自信のなさの表れだと強く自覚しています。

 「できない理由」を探すことは、チャンスを一つずつ、つぶしてしまっているのかもしれません。

変化の多い今だからこそ、あらゆる新しいことに対して、できない理由探しではなく、「どうすればできるか?」を並べていくほうが、今まで見えていなかったチャンスや良い結果につながるかもしれません。

Check Point

1.新しいことに対する自分の反応
何か提案されたとき、その反応は人それぞれ違い、ある程度の傾向が見られます。

自分はどんな反応や返答が多いのか、その傾向を自覚しておきましょう。

ネガティブな反応をしてしまうとき、自分に時間的、精神的余裕があるかないかもチェックしてみるのもいいでしょう。

2.最近やった新しいことは?
仕事でもプライベートでも、最近やった新しいことはありますか? 

そのとき、自分がどのような状態であったかを思い返してみましょう。

3.周りの人がどんな傾向があるか?
毎日のやりとりのなかで、周りの人は「やってみよう」「できない理由を探す」のどちらの傾向が強いのかを知っておくのも良いでしょう。

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