打合せや面談を誰もがオンラインでやるようになりました。
すべてオンライン化にして、そちらに進む一方かと思えば、「やっぱり実際に会わないと……」という声も少なくありません。
まだまだ対面時はマスクが必須となっている時期。オンラインと対面のそれぞれのメリット、デメリットを改めてみてみます。
オンラインとリアルの長所と短所
オンラインでのやりとりが日常化しましたが、社外の方とのやりとりはオンラインだけ、という企業は、規模や業種、時期的なことを踏まえても全体の半数には届かないようです。
多くの人が、オンラインとリアルを使い分けているわけです。
先日、経営者の情報交換会で、「マスクをして対面で会うか? マスクなしでオンラインで会うか?」という話題になりました。
とても興味深かったのが、その日も7本のオンライン会議が入っているという人の声でした。
「対面で会って、マスクで表情が良くわからないよりも、マスクなしのオンラインで話したほうが、相手の表情がわかりやすい」とのこと。
実際に会わないとコミュニケーションがとりにくい。対面でしかその場や相手の雰囲気はわからないというという一面は確かにあります。
その一方で、口元が隠れて、声がこもって聞こえるマスクごしのコミュニケーションよりも、パソコンごしであっても、正面から顔全体が見えるほうが表情の変化がわかりやすい、という声には説得力がありました。
重要視するのは目元か、口元かの違い
人の表情は、ほぼ目元と口元の動きから伝わります。
日本人は「目は口ほどにものを言う」というように、目の表情を重要視する傾向があります。
それに対してアメリカ人は、口の動きを中心に見るので、その着眼点が違います。
その違いがよく表れているのが、日米の「顔文字」の違い。
日本人が「目」に当たる部分を変化させるのに対して、アメリカ人は「口」に当たる部分を変化させて表情として伝えています。
日本の顔文字 (^_^) (TOT) (>_<)
アメリカの顔文字 :-) :‘-( :-<
(※アメリカは横向きで目は「:」)
日本人が清潔好きなだけでなく、アメリカ人が口を隠すマスクに抵抗があるのも、こんな文化背景も関係しているかもしれません。
Check Point
1.自分のマスクした顔をチェック
改めて、マスクをしている自分の顔を確認。
目元しか見えていないから、という安心感が表情の緩みにつながっていませんか?
2.オンラインと対面時の違い
過去に実際に会ったことがある人であれば、オンラインになると印象が違うかどうかを確認してみます。
違いがある人は何が理由でしょうか?
3.オンラインで初対面な人
初対面がオンラインという人も多くなりました。
オンラインで関係が完結する相手ばかりではありません。
今後、対面で会うことがある前提のコミュニケーション心がけます。