暑い時期の身だしなみというと、男性も女性も気になるのが汗ジミ。汗ジミは自分も不快、そして、人の視線も気になります。汗ばむ季節の汗ジミ対策と、気をつけるべきポイントとはーー?
男性の場合:汗にも強い、機能性の高い下着が第一
暑い時期、体温を調節するために重要な役割を果たすのが汗です。
どうしても出てくる汗の対策をどうするかによって、ビジネスシーンでの快適さは大きく違ってきます。
クールビスによりビジネスシーンでの服装のカジュアル化が定着してきましたが、男性の場合、シャツは「長袖シャツ着用がビジネスでは基本」ということは覚えておきましょう。
業界や職場によって、半袖やポロシャツなどが許可されているところもあるでしょう。それでも、季節を問わず、正式な場や重要なお客様を迎えるときは長袖を着用するのが原則です。
現在は、猛暑の時期は半袖シャツでもOKという職場も多くなりました。基本を知り、その場に応じて使い分けをできるようにします。
シャツを着用するときの汗対策としては、機能性の高い下着を着ることが第一の解決策です。
機能性下着を選ぶときは、襟元がシャツの第一ボタンをあけたときに見えないように、丸首でなくVネックにすることがポイントです。
汗をかいてシャツが背中に貼りつく、というようなことは、下着によって防ぐことができます。
他の視点として、シャツにも汗ジミが目立つ色と、目立たない色があり、少し濃いブルー系のシャツなどは汗をかいた部分の色が変わるため、汗ジミが目立ちます。
逆にホワイト系であれば汗が目立たないので、暑い時期のシャツは白をベースにした細めのストライプなどがおすすめです。
女性の場合:汗ジミが目立ちにくい色やデザインで工夫を
女性の場合、汗ジミにも敏感で、制汗剤などで万全なケアをしている方も多いはずです。
一つ気をつけるポイントを挙げるとするなら、洋服の色は、汗ジミが目立ちやすい色、グレー系をはさけたほうがよいでしょう。
黒い服は汗をかいた濡れた状態ではシミが目立ちませんが、乾いたときに汗の塩分が白っぽく残ることもあるので注意します。
女性のオフィススタイルは比較的自由度が高いので、袖のつけ根部分が広めのものや、全体的にゆったりしたシルエットのものなどを選ぶなど、デザインや素材での工夫も可能です。 汗取りパッド付きのインナーを活用するのも良い解決策です。
オフィスシーンでの汗対策の必需品といえば、ハンカチと汗ふきシートの2つです。
まず、汗をかいたらパッとふける吸水性の良いハンカチで拭きましょう。汗はそのままにしておくと、においの原因になります。
さらに、ひと息ついたときやトイレに入ったときに、携帯用の汗ふきシートで顔や汗をかいた部分を拭き取れば、気分もリフレッシュすることができます。
Check Point
1.春夏物のシャツをチェック
手持ちの春夏物のシャツを中心に、衣類をチェックしてみましょう。汗や汚れで色が変わっているものがあれば入れ替えが必要です。
2.汗ジミが目立つものと目立たないもの
色、素材、デザインによって、汗をかくと目立つものがあります。夏場の服装選びの目安になりますので、自分で把握しておきます。
3.いつも汗ふきシートを携帯する
コンビニやドラッグストアで手軽に手に入りますので、汗ふきシートをいつでも携帯。顔のテカリや汗のにおいが気になるときに活躍します。