初対面の人に対して、相手がどんな人かを判断するのにかかる時間は15秒と言われています。オンラインでのコミュニケーションも日常となっている今、カメラ越しの印象も含め第一印象はビジネスシーンにおいて重要な役割を担っています。ビジネスをする上で第一印象に自信がないという方は少なくありません。ここでは印象に自信がない方でも印象力をアップできる秘訣をご紹介します。
自分の第一印象を客観的に分析できているか
名刺交換の場で私の仕事を知ると、「私、第一印象に自信がないんです」とか、「最初の印象が良くないみたいです」と言う人が少なくありません。
ビジネスシーンでは印象をマネジメントする必要がある、と言う前提でお話しをしていますが、自分自身の印象がビジネスに影響していると意識しているか、まったく関係ないと思っているか、その違いはやり取りの中でもわかります。
自分で「印象が良くない」と言う人は、大きく分けて2タイプに分かれます。
まず、具体的に「不機嫌そうに見られる」「ビデオ会議などのカメラ越しの反応が薄い」「視力の影響か目つきが悪い」など、自分なりに原因を分析しているタイプ。
意外に的確な分析ができている場合も多いです。
分析ができて、ポイントに気を付けるだけでも大きく印象が違ってきます。
好印象を与える要素は服装以外にもある
もう一つは、ビジネスシーンで印象に気を遣わないタイプ。
「第一印象に自信がない」と言いながら、服装には気をつけても、それ以外に改善できることがあるのか、改めて見直してみる時間や労力を割かない方もいます。
このタイプは、「印象」イコール「服装」だと考えて、服装だけは意識している方が多いようです。
人間は五感の中でも、視覚で物事の8割以上を判断するといわれます。
視覚から入る情報は、服装以外にもあります。
では服装以外に気をつけるポイントは何でしょうか?
1..「自分の印象は?」自己分析をしてみましょう
自己認識として、「自分の第一印象はどうなのか?」。他人の目を気にせず、自分はどう感じているか、改めて確認してみましょう。
2.自分を客観視して、印象の悪いところはどこか?
ビジネスシーンだけでなく、公共の場でも良くない印象を与えてしまう人もいます。声のトーン、話し方、表情など、しぐさなど、改善できるところはどこか、改めて考えてみましょう。身近な人に聞いてみるのも良いかもしれません。
3.好感度がイマイチな部下にも改善点をアドバイスできる
印象が良いだけで、商談の成約率が上がることもあるかも知れません。
企業の顔である立場の方はもちろん、第一印象に自信の無い部下にも、改善点をアドバイスできるセンスと観察眼を身につけていきたいですね。