【常識】事業の発展を祈り、開店・開業祝いを贈る


新規事業のためのオフィスの開業、新店舗の開店など、事業の発展をするなかでの新たな門出です。

コロナの影響で変化が大きな時代、クライアント企業でも新規事業に活路を見出しての開店・開業をすることもあるでしょう。

できる限り希望に満ちたスタートが切れるよう、気持ちを込め、先方の事業の発展を祈る気持ちをお祝いというかたちで伝えたいものです。

開店・開業祝いは品物でも現金でも

開店・開業のお祝いには、相手が目上の人でも品物でも現金でも贈ることは構いません。

 どちらも表書きは「祝御開店」「祝御開業」「祝御発展」「寿」「御祝」などと書きます。

 花代として現金を贈る時は「生花料」「花輪料」とします。

現金なら、1万円程度
を贈れば良いでしょう。

品物では、開運縁起として招き猫や七福神の置き物を贈る昔からのならわしがあります。

現実的な物としては、お店やオフィスなどで使う観葉植物、時計、トイレ用のタオルや  
スリッパ、来客用の茶器、石鹸、お酒や缶入り飲料などや、マガジンラック、傘立て、玄関マット、花瓶などの調度品も喜ばれます。

コロナの影響がある時期は、オープンの延期や規模を縮小する場合もあり得ますので、相手の状況を確認しながら、日程の確認をするなど細心の注意をして贈る必要があります。

返礼には社名・店名入りの記念品を


自社が開業や開店をする側である場合、お祝いに対して基本的には、開店・開業祝いへのお返しは必要ありません。

ですが、コロナの影響がある時期では少ないですが、通常時はオフィスやお店で披露パーティーを開き、そこで記念品を配ることでお返しのお礼とする習慣があります。

そのときの記念品としてよく使われるのは、卓上カレンダー、図書カード、花瓶、筆記用具などです。

その場合、会社名や店名・住所・電話番号を入れ、赤白蝶結びの水引が印刷されたのし紙をかけ、「開店(開業)記念」と表書きするのが基本です。

会社やお店にちなんだ物を選ぶと宣伝にもなりますが、状況に合わせて記念品選んだり、配布そのものも判断しましょう。

宣伝効果を狙い、自社名やロゴが目立つことを目的とした品物よりも、お祝いをくれた方々に喜ばれる、実際に使えるものを選ぶ配慮も必要です。

こうしたセンスの良し悪しは、企業イメージを大きく左右することも忘れてはいけないことです。

Check Point

1.品物は先方のセンスや雰囲気に合わせて
品物の場合は、できれば相手の希望するものを選びましょう。

ただし、灰皿、ライター、キャンドル、キャンドルスタンド、ストーブなどの暖房器具、深紅のバラなどの赤い花や赤いものは贈らないようにします。

贈るときには、先方のセンスや雰囲気に合ったものを選ぶ配慮が必要です。

2.贈るタイミング
品物でも現金でも、開店・開業の1週間前から当日までに届けます。開業・開店が予定通りの状況か、贈る前には詳細確認をしてからのほうが確実です。

生花や酒類の場合は、当日か前日必着にします。相手からの希望以外は、品物が間に合いそうになければ現金が無難です。

披露パーティーに招待されている場合は、大きな物以外は当日持参でOKです。

3.事業への協力や手伝いもお祝い
仕事の情報を提供したり、取引先の紹介なども立派なお祝いです。開店時の手伝いや、お店の宣伝をするのもお祝いになります。

開店・開業をした相手の事業の発展を願って、できることがあればぜひ相手の力になりましょう。

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