ワンランク上の“おしゃれ”と感じさせる〇〇〇〇力とは?


ベストドレッサー賞の受賞式に出席する機会がありました。装いがおしゃれだというだけでなく、さまざまな選考要素があるようでしたが、栄えある賞にふさわしい人という印象を与えるには、ビジネスシーンでも参考になるこの〇〇〇〇力が大きく影響していました。

きちんとした身なりは当たり前の立場」


 ベストドレッサー賞とは、単にファッションリーダーだけでなく、その人のライフスタイルや生き方がスタイルに表現されている人が選ばれる、と公式的になっています。

実際に授賞式で改めて感じたのは、おしゃれと感じさせるのは「コメント力次第」であるということでした。

受賞者が一人ひとり受賞のコメントをするわけですが、このコメント力がベストドレッサー賞にふさわしいかどうかのカギです。

そのこだわりをベストドレッサーと上手くリンクさせて言語化できているか次第です。

数年前の政治部門の受賞者の政治家の方のことです。

この方が「おしゃれな政治家か?」というと、「Yes」という人は決して多くない方で、政治家であれば、きちんとした身なりをしているという印象でしょうか。

身長も160cm台と小柄なこともあり、装い的にも、外見的にも、目立つ印象やこれといって特記することはありませんでした。

きっちりとこだわりを言語化できること

 ご本人によると、大臣に就任して表舞台に立つようになってから、スーツを着るときの自分なりのこだわりを持ちだしたといいます。

コメントで出たのは、「スリーピース」「ジレ(ベスト)」「赤」これら3つのキーワードでした。

「スリーピースにすると貫禄が出て、体が小さくてもしっかり見える」
「ジレ(ベストのこと)はいいですよ」
「赤はラッキーカラーなので、赤を採り入れることが多い」

ここまできっちりとこだわりを言語化できるのであれば、ベストドレッサー賞受賞の理由にもなります。

おしゃれにちょっと苦手意識がある、という人は、自分のこだわるべきポイントを決め、それにしっかりと沿ったことを一定期間やることが大切です。

それが他の人にはこだわりとなって見えていくものです。

「シャツは薄いブルー」「襟はセミワイド」「ネクタイはコーポレートカラーのブルー系」など、自分でムリのない範囲とレベルで、「敢えて言うならば・・・・・・」というこだわりを作ってみましょう。

それを言葉で人に伝える力、それが大事なコメント力になり、それがひいては“おしゃれな人”という評価につながっていきます。

Check Point

1.自分自身に苦手意識がないか?
服装、おしゃれに関することについて、苦手意識はありませんか? 「自分は苦手」という思いがあると、ネガティブな言動につながっていきます。

2.自分のこだわるべきポイントは?
ネクタイの結び方、シャツの色柄など、小さなことでもいいので、自分でこだわっていることはどんなことがあるかを考えてみましょう。

3.コメント力の良し悪しを判断
自分のこだわりを人に伝えるという観点で、そのコメント力の良し悪しを客観的に判断してみましょう。 わかりやすく伝えられていますか?

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